最も箱作りの技術を転用して作り易い商品は、ダンボールの工作キット商品です。
今回は、そんなダンボール工作商品における売り易い商品についてお話します。
市場で販売されているものは、大まかに下記のように工作キットの分類が出来ます。
- 動物、恐竜、昆虫などの生き物
- 電車、ロボット、車などの機械系
- 自販機、ガチャガチャ、スマートボール台などの遊戯系
- ゴム銃、日本刀、兜、鎧などのコスプレ・なりきりグッズ系
- 城、家屋、世界遺産等の建築物系
どの商品も様々なメーカーよりリリースされており、どれも魅力的な商品が多数出ています。
しかしながら、これらの商品の中に著しくリリース数が多い商品があります。
目次
恐竜の工作キットを今から作っても大丈夫?
当店リサーチの範囲内という言い方にはなりますが、特定の種類の物が多くなってきています。
それは動物・恐竜・昆虫のダンボール工作キットです。
特に恐竜は、子供・大人双方への人気の高さもあって多くリリースされました。
しかしながら、リリース数が多くなると当然他社との比較が行われるようになります。
また、リリース数が多くなることで、価格競争・クオリティでの競争も多くなります。
特に、ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルスは供給過剰かと思われます。
上記の3種類は既に子供向け低価格商品、大人向け高クオリティ商品があります。
今から販売していく場合は、市場に出ている商品を上回る何らかの工夫が必要です。
人気の恐竜はどんなものがあるのか?
当店で販売されている恐竜工作キットは、
- ティラノサウルス
- スピノサウルス
- ヴェロキラプトル
- トリケラトプス
- ステゴサウルス
- ブラキオサウルス
等が大人・子供、ともに人気です。
特にティラノサウルス、スピノサウルス、ヴェロキラプトルは人気が突出しています。
作る場合は、肉食恐竜を重視して制作・規格してみるのはお勧めです。
市販されている商品のクオリティについて
恐竜のダンボールキットには、
- 木型等を用いた大量産生産可能な商品
- レーザーを用いた高精細な商品
の2種類があります。
恐竜のキットは2010年頃から、レーザーで精密に表現されているものが出始めました。
これらの影響か、近年大人・子供ともに精密な商品の方が興味があるように感じます。
購入される理由・用途として、恐竜好きの人が机や棚に飾る為というのが多いようです。
木型による大量生産可能な商品は、クオリティ的にはレーザーには劣ります。
このような商品の小売価格は、単価を低く設定していることが多くあります。
購入される主な用途として、
- 工作教室での利用
- ノベルティとしての配布
- 小さいお子様用の購入
などがあります。
自社の進める方向に合わせて企画・制作を検討してみると良いかもしれませんね。
ダンボール工作キットは大きいほうが良いのか?
木型によるデフォルメ商品でもクオリティを高くする方法はあります。
それは大きさを大きくすることです。
大きい商品は迫力もあり、お子様等に人気です。
現在大きい商品の種類は少なく、リリースしていくには面白い分野かと思われます。
また、制作も余裕をもって設計できるため、作りやすい側面もあります。
商品展開するにあたり必要なこと
恐竜のキットを作成にあたり、当店の視点から必要な事をお伝えします。
精密な商品、木型による量産商品共に下記についてはご準備頂いたほうが良いです。
- JANコード(バーコード)
- 小売価格、卸売価格、最低発注数量の設定
- POP(手書き風POPなど)
- 商品の特徴を記載したチラシ等の配布物
- 什器(商品展示用に)
- 展示用サンプル(組み立て済み)
- ネットショップ等で使える綺麗な写真
恐竜の種類は、最低でも3種以上出来てからリリースしましょう。
上記の物が準備できていない
小売り、卸売り、ワークショップ用など、売り方・売り先は多様な方が安定致します。
一種類だけの売り方を想定せず、多様な売り方・売り先を前提としてご準備ください。
色の展開はどのようなものがお勧めなのか?
木型を用いたダンボールの工作キットでは、主に下記のような色のものがあります。
- クラフト(茶色)
- 白色
双方共通してですが、色塗りが出来る前提でのカラーになります。
消費者・小売店側としての意見ですが、クラフト色の方が安く見えます。
なお、精密なペーパークラフトモデルでは、
- ブラック
- 和柄
- 白色
- ゴールド
- シルバー
- クラフト(茶色)
と、カラーバリエーションが豊富になります。
ブラック、ゴールド、シルバーは、強烈な視覚効果(かっこいい)もあります。
当店としてお勧めのカラーです。
クラフトや白色は素材感や現物の骨の感じを出すのに効果的です。
恐竜のダンボール工作キットについてのまとめ
今までのまとめ的なお話になりますが、恐竜の工作キットをつくるなら・・・
- 木型等を用いた大量産生産可能な商品
- レーザーを用いた高精細な商品
の2種類のいずれかの路線を前提として進めていき、
売り方・売り先のパターンとして、
- 小売り
- 卸売り
- ワークショップ用商材
- ノベルティ商材
での販売が想定可能です。
準備しておくと良いものは
- JANコード(バーコード)
- 小売価格、卸売価格、最低発注数量の設定
- POP(手書き風POPなど)
- 商品の特徴を記載したチラシ等の配布物
- 什器(商品展示用に)
- 展示用サンプル(組み立て済み)
- ネットショップ等で使える綺麗な写真
などは、商品リリース前に準備しておいたほうが良いでしょう。
当情報が新商品の開発を検討されている皆様のお役に立ちましたら嬉しく思います。
是非、素敵な新商品をリリースしてみてください。
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